海外の法規制;毛皮(リアルファー)のための動物飼育が禁止の流れ
多くの国でリアルファーのための動物の繁殖が制限されるようになっています。特に、犬猫のファーの輸入の禁止は当然のこととして進んでいます。
犬や猫の毛皮については、欧米では特に敏感です。勿論、毛皮そのものへの規制が厳しくかけられ始めていますが、消費者が大変嫌悪感を示すものに、コンパニ オンアニマルとして定着している犬と猫の毛皮が表示をごまかし、売られていることがあり、毛皮を特定する検査を取り入れ、警察も違法毛皮撲滅に取り組む事になりました。
グッチ、18年春夏からリアルファーの使用を廃止
グッチは、LAV(イタリアの動物愛護団体)およびHSUS(米国人道協会)との長期的なパートナーシップの成果として、FFAに加盟。FFAは毛皮を剥ぐために飼育される動物と捕獲される野生動物への残虐性を訴え、リアルファーの使用廃止を求める国際連盟だ。また、グッチはリアルファーを使用した過去の製品のチャリティーオークションを行い、その収益をLAVとHSUSに寄付する。
ビッザリーCEOは「社会的責任を果たすことは『グッチ』の大切な価値観のひとつであり、環境と動物にとってより良い方法をとって行く為今後も努力を続けていく。このことが革新を促し、人々の意識を高め、高級ファッション業界をより良い方向に変えていくことを願っている」と語った。これにより、世界40以上の団体がリアルファー取引に向けて海外の法規制:毛皮動物の飼育は禁止の流れに動いている。
ーWWDニュースよりー
中国の楡林市で毎年行われる、‘YUIN DOG MEAT FESTIVAL‘という、犬と猫を食すイベントの残虐殺害方法が、毛皮界事態に非難を呼ぶ火種に。
彼らにとっては夏を乗り切る為の食材らしいが、その工程が余りにも残酷で世界中の注目と関心、批判の対称になった。
公共の場で生きたまま熱湯で茹でたり、何度もなぐりつけた挙句、生きたままで皮を剥がす、生きたままで丸焼きというなんともホラー映画よりも恐ろしい工程で、私たちに親しみの深い犬が殺されるシーンが世界中に公開され、大問題となった。
しかも、その犬達の多くは、人がお金を出して飼っているペットを強盗に入って盗んできた、首輪の付いた犬達。。。洋犬も日本犬も混じっていて、もはや人事では無い状態だ。しかも一回の祭りでおよそ2万頭の犬が犠牲になる。また、お隣り韓国でも犬肉と猫肉の市場と、肉用の犬の養殖現場が公開され、現在に至り非難を呼んでいる。
犬や猫の殺害方法が生きたまま毛皮を剥ぐという殺害方法。そしてその毛皮が、他の毛皮としてアメリカやヨーロッパに輸出していたので更に事態がヒートアップ
彼らは犬と猫の毛皮を他の動物の毛皮と記した製品タグをつけ、海外に輸出していたのです。
犬の毛皮が狼系統のタグをつけられ、猫の皮がネコ科の別の生き物として輸出されていたのです!!!!そして犬の革は手袋、革靴にも使用されており、世界中の波紋と批判と悲鳴を呼んだのです。。。
中国の工場で毛皮を剥がされていたのは、他の動物も一緒だったという事実。。。
ウサギ編
ラビットファーの位置づけは、何と、安い大事にされない毛皮です。
デザインの仕事をしている際、中国の工場の人達と話したところ、
「あ~、今年はラビットファーの発注が多くて、子供まで殺した。」
←驚!!
そうです。商品を作る人がいると、ウサギは殺されてしまうのです。。。
他の毛皮にされる動物も工場でこの様に飼育されている。
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飼育されているのは、野生で罠で仕留められたかわいそうな動物も混ざっています。
それでは、一着の毛皮コートを作るために何匹の動物が必要か?
一般的に、1枚の毛皮のコートを作るのに、ミンクなら70~80頭分の毛皮が必要といわれています。
ウサギなら1着のコートに30~40匹必要
狐(FOX)なら1着のコートに10~15頭必要
羊(Sheep)なら1着のコートに1匹必要
チンチラなら1着のコートに150匹必要
how many chinchillas does it take to make a fur coat? | Yahoo Answers
洋服のお店が10着チンチラの毛皮を発注すると、工場にいるチンチラは
150×10=1500匹 工場の人によって殺されなければならない話になります。
これを知ると、やっと動物愛護団体や活動家が何故反対しているか理解できますね?
世界では毛皮どころか、肉食も議論されて社会問題になっています。
始めは犬がかわいそうと訴えていた動物愛護団体以外の人達も、
食肉用に殺される動物の人生、牛乳の出来る悲惨な工程を知ってしまった人達が、肉を食べず、動物性の商品を利用まやは使用しないで生活しようというムードになってきています。
日本のアパレルの毛皮の取り扱いも、先進国として時間の問題ですね。