35歳~の大人は1枚は持っていたい、カシミヤセーター
35歳~の大人は1枚は持っていたい、カシミヤニット
大人になったら、やや高級感のあるものを少なく持ち、長く着たい。
ウールのセーターは一杯持っているけれど、よく聞くカシミヤって何?
と思いませんか?
ウールとカシミヤの違い
ウールは一般的に、羊(メリノ種)の毛のことをいい、草原で生息しています。主にオーストラリアが最大羊毛生産国となっています。
カシミヤはインド北部高原地帯カシミール地方にいるヤギの毛をカシミヤと呼びます。カシミヤ山羊は中国北西部や、内蒙古、外蒙古、イランなどで産出されています。
カシミヤは生産量が少なく1頭あたりから取れる毛の量は150~200gと言われており貴重価値があり最高級品とされています。 その為、繊維の宝石とも呼ばれ値段も高価になります。
カシミヤの品質の良さとは、羊毛(ウール)に比べて1本1本の毛の繊維が細く長いので空気を含みやすくできていることから、ウールに比べて肌触りが優しくて軽く、暖かい素材になります。
カシミヤは光沢があり肌触りも良く、少しぬめりがあるような感触が有り、とにかく軽くて柔らかく保湿性が高いのが特徴です。
最近ではイタリア糸にカシミヤライクな繊維が細く、ぬめりのある、ウールも登場しています。
ウールとカシミヤの糸値の違い
通常、糸は1kg当たりで取引されていますが、糸だけの値段でカシミヤの値段はウールに比べ約6倍~7倍となっているため、製品のセーターとなった商品の値段がウールより格段に高くなります。
世界最高級なカシミヤのニットとは
本場イタリアの最高級糸メーカー;ロロ・ピアーナのカシミヤ
ロロピアーナのセーターを買うと超お高いですが、この糸を使用してセーターを作っている日本のブランドもいくつかあります。
通常、この糸を使用したセーターは6万~8万くらいで売られています。
また、日本のカシミヤの糸メーカーもイタリアに次ぎ高級な素材として
有名ですが、日本のアパレルにとっては共に高い素材となります。
デパートで見かける、安価な3万円くらいのカシミヤセーターの場合、
中国の内モンゴルのカシミヤを使用し、中国で生産されている商品となります。
お店の人にカシミヤ100%のセーターが何処の国の糸で、何処の工場で編まれた製品なのか聞けば、値段の高いセーターの価値を把握する事が出来ます。
動物愛護で問題になっている、ミュールジングとは
ミュールジング(mulesing)とは、羊への蛆虫の寄生を防ぐため、子羊の臀部(陰部)の皮膚と肉を切り取りることです。無麻酔で行われ、お尻の皮膚だけでなく最終的に尻尾も切る。
ミュールジングは主にオーストラリアで行われており、羊の扱い方も残酷だという深刻な社会問題となっています。
イギリスでは既に禁止されており、ニュージーランドでも廃止されています。また、ミュールジングしているウールを扱わない糸メーカーも増えています。
是非セーターを買う時には、「ミュールジングしていない、ウールのセーターはありますか?」と店員さんに聞いてください。そうすることで羊が助かります。
お洒落な大人は本物のシンプルなニットを少なく持つ
イギリスやイタリア、ヨーロッパの女性、男性は良質でシンプルな服を少なく持ち、上品に着こなします。
その方が、いろんなアイテムとのコーデがしやすいからです。
是非、機会があったら、カシミヤのセーターを1枚買って良さを実感して
みてください★
価格:21,384円 |